あるはずの遺言状が見つからない

遺産争族の記録帖

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あるはずの遺言状が見つからない

三年程前に父を亡くし、今度はがんとの長期闘病も実を結ばずに残念ながら母も亡くしてしまいました。残されたのは兄と、弟である私の二人だけ。遺産として遺ったのは現金とマンションの一室で、評価額を合計すると約4000万円の遺産相続になりました。

私は結婚して実家を離れ、家庭を持ち、男の子一人をもうけましたが、兄は現在まで独身であり、実家の一室で父とずっと同居していました。父は私が息子を連れて帰ると喜び、父から見て孫にあたる息子をとても可愛がっていました。そして、父と私、兄が同席しお酒を飲みかわす際に気分が良くなると、必ず「この家はお前(私)と、孫のための物だ。お前(兄)は結婚せず、金にも余裕があるだろう。ゆくゆくは孫の資産にしてやりたいから、もう遺言も書いてある」と話していました。

しかし、兄に遺言の有無について聞いてもはぐらかされ、「家にあったのはこれだけだ」と、貯金通帳など数点を差し出すのみです。生前に父が話していた内容について尋ねても、兄は父がそれを話すところを何度も聞いていたにも関わらず「そんな話は知らないし、言っていたとしても冗談だろう」と言います。

父の性格を考慮しても、私と息子に家を相続させるという話が冗談だったとはどうしても思えません。兄は実家を売却した上で、現金を半分に分けるよう提案してきています。弁護士など専門家に相談してみるべきなのでしょうか。

投稿日:2016/12/30